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青果物案内

市場便り

何故冬至には柚子湯に入るの?

2021-12-14
日が短くなりましたね。今年は1週間後の12月22日(水)が冬至になります。1年で最も昼が短く、夜が長い日です。1年で最も昼が短いということは、翌日から昼が長くなっていくということ。そこで、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。

中国や日本では、冬至は太陽の力が1番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。

日本では冬至の日に柚子湯に入ると、「1年中風邪を引かない」という言い伝えがあります。
ということで、本日は冬至と柚子湯について調べてみました

柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。こうした語呂合わせから、冬至の日に柚子湯に入ると思われていますが、元々は運を呼び込む前に厄払いするための禊(みそぎ)だと考えられています。

現代でも新年や大切な儀式に際して入浴する風習があります。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気が起こらないという考えもありました。また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。

柚子湯には乾燥肌の予防血行を促進して冷え性を緩和したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。さらに、芳香によるリラックス効果も期待できます

私は幼いときに、祖母の家で柚子湯に入っていた記憶があります。家ではあまり入っていませんでしたが、今年の冬至には柚子湯に入ってみようと思いました

皆さんも是非、今年の冬至は柚子湯に入って身体を温めてください
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