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青果物案内

市場便り

生落花生

2021-08-26
本日は生落花生です。
落花生をナッツの一種だと思われている方が多いようですが、実はマメ科の1年草です。
9月下旬頃から10月が収穫最盛期となり、収穫された落花生は1週間ほど地干しと呼ばれる乾燥行程を経て出荷されます。国産の新物の旬は10月です。
国内で作られている落花生の量は少なく、流通しているもののほとんどが中国産の輸入品となっています。
落花生の名前は、夏に黄色い花が咲いた後、花の根元からつる(子房柄)が下方へ伸び、地中にサヤを作ることに由来します。
私はエンドウ豆と同じように、地上でつるになるのだと思っていたので、地中に出来ると聞いてびっくりしました。
お店で見る落花生はきれいにされており、あまり掘りたてを見る機会もなかったので気づいたのは最近です
先日いただいた落花生には泥がついたままだったので、思い返して納得しました。
落花生は必ずしもさやがきれいなものがおいしいとは限りません。収穫時期が早すぎる場合があるからです。品質は、さやの色の濃淡等の外見では一概に判断できず、良く出来たものはカルシウムを充分吸収し固くなっています。
品種によって味が異なり、「千葉半立」は特においしい品種といわれています。
実はしわが無く、渋皮の色が濃くはっきりしているものがおいしいです。赤い渋皮にたっぷりと栄養分(ビタミンC、E)が含まれています。

生の落花生は家庭では主に炒るか茹でるかになると思います。
炒るのはフライパンが失敗しにくいですが、レンジやオーブンを使って炒ることも出来ます。
塩茹でする場合は採れたての鮮度がよいものを茹でます。塩をしっかりきかせて茹でることが大切で、茹でる水に対して3~4%の塩を加えると良いそうです。
家では塩茹でしていただきました。とてもおいしいので、皆さんも是非お試し下さい。
株式会社小林青果市場
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