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青果物案内

市場便り

新生姜

2021-08-30
今回は新生姜です。
生姜科の多年草で、原産地はインドからマレー半島にかけての南アジアといわれ、世界各地で薬や香辛料として使われています。
新生姜は植付けに使ったヒネショウガの上の部分にできた新しい根の部分です。
新生姜には2通りあり、1つは秋に根生姜の収穫をしますが、収穫後すぐに出荷される白色のもの。そしてもう1つが今回写真を撮った、甘酢漬けなどにされる夏のうちに早めに収穫され、赤い茎の部分がついているものです。6月頃から8月くらいまでが旬になります。
また、根生姜は通年出回っていますが、9月から10月が収穫期にあたります。
新生姜の選び方としては、色が白っぽく艶があり、茎の切り口付近がきれいな紅色のものを選ぶと良いでしょう。

数日で使い切る場合はラップをして冷蔵庫に入れておいても大丈夫ですが、長期保存をする場合は瓶やタッパーに水を張り、そこに使いかけの生姜を入れて蓋をしておくと数日おきに水を換えるだけで1ヶ月ほどは大丈夫です。さらに長期に持たせるなら、水を焼酎に変えれば半年くらいは持つそうです。
冷凍する場合は、塊をそのまま冷凍すると何度も冷凍解凍を繰り返すことになるので風味が抜けてしまいます。なので、すりおろすかカットして、小分けしたものをラップに包んで冷凍すると使いやすいと思います。
生姜は身体を温め、新陳代謝を活発にすることが良く知られていると思います。
これは生姜に含まれるショウガオールという成分によるもので、生のままよりも乾燥させたものか、加熱調理することで効果がより大きくなるとされています。これはジンゲロールという成分が、加熱することでショウガオールに変化するために起こるので、温め効果を求めるのであれば、生姜湯や味噌汁といった加熱する料理などに使うと効果的です。
生姜には他にも食欲促進や疲労回復、殺菌作用やがん細胞の増殖を抑制する作用もあるといわれており、健康に良い食品です。

私は料理に生姜を使うことが多いのですが、生の生姜は買ったことがありませんでした。便利なのでついついおろし生姜のチューブで代用してしまいます。今回保存方法も分かりましたので、今度は生の生姜を買ってみようと思います。皆さんも色々試してみてください。
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